アメリカカンザイシロアリの見分け方、被害事例、発見方法
アメリカカンザイシロアリは、屋根裏や壁内の木材に巣(コロニー)を作ることが多く、日常生活の中でその被害を目視できないため、発見が遅れることがほとんどです。被害に気づいた時には、住宅の耐震性が著しく低下しており、部分的な補強や交換では対応できないこともしばしばあります。したがって、早期発見が非常に重要です。
アメリカカンザイシロアリ被害が深刻な地域では、非常に高い確率で被害が発生しています。ここでは、アメリカカンザイシロアリの見分け方、被害事例や発見方法についてご紹介します。
アメリカカンザイシロアリの羽アリの見分け方
アメリカカンザイシロアリの羽アリは、在来種のヤマトシロアリやイエシロアリと比べて大きい体躯と暗褐色の特徴があります。
毎年4 月から10 月の間の日中、新しい巣を作るために羽アリが飛び出して、家から家へ被害を拡げていきます。これを「郡飛」といいます。既存の住宅はもちろん、被害が多いエリアでは、建設前の材木に侵入するケースもあるため注意が必要です。
アメリカカンザイシロアリの被害事例
アメリカカンザイシロアリの発見方法
侵入のサイン
アメリカカンザイシロアリの羽アリは、木材へ侵入する際自ら羽を落とします。家の中やバルコニーなどで下記の状態を発見したら注意してください。
被害のサイン
アメリカカンザイシロアリは特徴的な「糞粒(ふんつぶ)」を排出してくることが特徴です。以下のような糞粒を発見したらすぐに対処する必要があります
アメリカカンザイシロアリの糞粒は、約1mm程度の俵形をしており、表面には6本の筋があります。糞の色はシロアリが食べた木材の色が反映されており、多くの場合、散らばっているか、まとまって盛り塩のように堆積しています。掃除をしてしまうと被害箇所の特定が難しくなることがあるため、調査が完了するまではそのままにしておくか、写真などで記録を残しておくことをお勧めします。
アメリカカンザイシロアリ対策にはホウ酸処理
すでに被害が発生している場合、合成殺虫剤による駆除をイメージされる方も多いかと思いますが、アメリカカンザイシロアリの被害を根本的に止めるためには、永続的に効果を発揮するホウ酸処理が非常に重要です。ホウ酸の形状や特性を適切に使い分けながら、駆除と予防工事を並行して行うことが最も効果的です。
アメリカカンザイシロアリの日本国内での広がりを防ぐためには、早期発見と適切な防除工事が欠かせません。詳しくは、お気軽にお問い合わせください。
シロアリかどうか怪しい虫がいた際は、日本ボレイトの運営する公式LINE、「この虫、しろあり?」へお送りください。お友達登録後にトーク画面で写真や動画を送っていただければ、シロアリかどうか判断し、場合によっては対処方法等のアドバイスも行います。