【新型コロナウイルスを含む感染症の予防及び拡散防止対策について】(詳細)
日本ボレイトでは、お客様の場所にお訪ねする際に、
・毎日の検温と体調のチェック
・マスクの着用、咳エチケット
・手洗い、うがいの励行
・身体や携行品の消毒や除菌(人にやさしい成分の「クロリッシュ™」を主に使用しています。)
以上を行ってから入室する事を、当面の期間、施工者・スタッフともに義務化にしております。
アメリカカンザイシロアリの被害が年々日本で拡がっている
アメリカカンザイシロアリ。驚異の外来種。
アメリカカンザイシロアリの職アリ(擬職蟻)

アメリカカンザイシロアリの職アリ(擬職蟻)。体長は7mmを超えるものあり、日本のヤマトシロアリ・イエシロアリと比べて一回り大きい体をもつ。
日本のアメリカカンザイシロアリの被害発見エリア
ヤマトシロアリ・イロシロアリ・アメリカカンザイシロアリの被害もしくは野外生息が確認された場所。住宅の高気密化でシロアリの生息環境が良くなり、以前には見られなかった寒冷地での発見が増えている。
いままでの日本でのシロアリのイメージといえば、ジメッとした床下の地面から登ってきて、家屋の柱などを食い進むものでした。
日本の代表的なヤマトシロアリ、イエシロアリ(イエシロアリはもともと外来種です)は適度な水分がないと生きていけず、家屋の中を上へ上へと進むには自分たちの身体を乾燥から守る為、蟻道(ぎどう)と呼ばれる土でできたトンネルを木の表面に作り、その中を食い進んでいくものがシロアリというのが私たちの認識でした。
<参考>ヤマトシロアリ・イエシロアリについてところが、ある日突然に空中を飛んできて、家屋の二階からでも入り込み、水分の無い乾いた木材でもバリバリと食べてしまう・・・、地面から離れているはずの屋根裏の柱が先にボロボロと痛むなんてことは誰も考えていなかったのです。
これが現在日本で猛威を振るっている外来種のアメリカカンザイシロアリです。
もともと日本にいなかったアメリカカンザイシロアリは、米国では西部カンザイシロアリと呼ばれ、カリフォルニア州を中心に猛威を振るっていました(世界中に分布しています)。
ハワイ、ヨーロッパなどの諸国では、アメリカカンザイシロアリへの予防をしないと、木造の住宅を建ててはいけないというくらい、深刻な被害を発生させる種類なのです。
国内では1970年代に東京江戸川区で初めて発見されたと言われ、2021年現在では関東を中心に日本各地で被害が報告されています。
経路は、輸入した家具に潜んでいた、とされています。そのほかに輸入された建築材料などにも被害が見られているケースが報告されています。
被害の実態
光が透けるほどアメリカカンザイシロアリに被害を受けた屋根裏の梁

屋根裏の至るところに糞粒が見られ、一見、何も被害が無い梁は下からライトで照らすと光が透け、表面のみを残し食害されている。これは体の乾燥を嫌う習性が被害をわかりづらくしている。
1970年代から始まった日本でのアメリカカンザイシロアリの被害は、2021年現在、主には暖かい関東以西に定着していると言われています。
しかし、近年の住宅は気密・断熱性がともに良く、アメリカカンザイシロアリが住み着いている家具などを持ち込むなどをした場合、たとえ寒冷地でも条件があえば活動する可能性は十分にあると考えられます。
特に関東では被害が多く見られる地域というのがある程度特定されており、いずれも住宅密集地です。
あらかじめ予防策の施されていない密集した日本の住宅事情は、地中経由ではなく飛翔によって被害範囲を拡大するアメリカカンザイシロアリにとっては、とても繁殖のしやすい環境ということになります。
アメリカカンザイシロアリは毎年6月から10月の間の日中、新しい巣を作るために羽アリが飛び出して、家から家へ被害を拡げていきます。
これを群飛(ぐんぴ)といいます。
アメリカカンザイシロアリの羽アリの飛翔可能な距離はせいぜい数十メートルしかなく、越えられない大きな河川や広い道路で被害エリアが区切られている事もあります。
しかし、一度被害が発生してしまうと、予防策を施していない密集した住宅にはあっという間に被害が拡がっていきます。
被害は木造だけではなく、先日当社が施工をさせていただいたお客様は鉄骨造の住宅にお住いでしたが、窓の木枠に被害がみられました。お話を聞くと、天気の良い初夏に網戸を開け放している間に室内に入り込んできて、木枠を食べ始めていたようです。
・・・障子を開け放ち縁側に座り、そよ風に身を委ねる。こんな何気ない日本の原風景さえも気兼ねしないとできなくなる現状が迫ってきているのです。
お住まいにこんな症状が出たら・・・
さて、アメリカカンザイシロアリの生態や被害範囲、被害の状況を説明しましたが、では、大切なお住まいへの被害の出始めのサインをどこで見分けるかというと・・・
アメリカカンザイシロアリの出す「糞粒(ふんつぶ・ペレット)」にあります。
あるお悩み相談のホームページで「玄関にタラコをほぐしたような粒々が落ちていました・・・何かの卵なのか、とても不安です。」
という質問を見かけましたが、まさに状態はその通りで、はじめて糞粒を見つけた方には何かわからないと思います。
また、気付いても疑問に思わず、いつもの習慣で掃き掃除を続けて知らぬ間に被害が進行してしまうケースがよくあります(特に木造のアパートなど、管理を外部に委託している集合住宅)。
アメリカカンザイシロアリは適当な木部を食べ続けるうちに糞粒(ふんつぶ)を出します。
大きさは0.7mmから1mmほどの俵状で、6本の筋が入った粒です。
糞粒には食べた木材の色そのもので、淡い色の木材は淡い色の糞粒、濃い色の木材は濃い色の糞粒、そしてたいていはまとまって盛り塩状になっているのが多く見られます。
糞粒自体はそのまま置いておいても何かに影響があることはありませんが、掃除をしてしまうと、被害箇所の特定が難しくなってしまう場合がありますので、調査までは動かさないほうがいいでしょう。
糞粒は、玄関の周り、建物基礎のキワ、窓枠の上、基礎通気口の縁、収納内、屋根裏など、おおよそ見つかる場所は決まっています。
アメリカカンザイシロアリは、木材の中を食べながら進み、木材の表層だけ残して内部にトンネルを作り、これを巣とします(土の蟻道は作りません)。
ある程度巣の中に糞粒がたまってくると、木材の表面に小さい穴(直径1mmくらいまで)を開け、そこから糞粒を外に押し出すようになります。
これを蹴り出し穴(けりだしあな)といいます。
駆除や予防の際は、糞粒をたよりにこの蹴り出し穴を見つけることが最も重要となります。
蹴り出し穴は必ず木部内の長い長い巣につながっていますので、蹴り出し穴が見つけられないと、駆除が始められないのです。
また、アメリカカンザイシロアリの羽アリは、飛んできて適当な木材を見つけると、まず自ら羽を折り、ちぎってから木材の中に侵入していきます。
家の中に1cmほどの羽が落ちていないかも、被害を特定するサインとなります。
お住まいの中で糞粒を見つけたり、羽、もしくは羽アリを見た場合は、まずはご遠慮なく、速やかにすぐ当社までご連絡ください。
ご相談・お見積もりは原則無料(弊社事業所(関東圏)近郊。他エリアはご相談ください。)とさせていただいており、ご予算を相談させていただきながら、進行に合わせて、また部分を見極めての処理をさせていただいております。
合成殺虫剤はアメリカカンザイシロアリには通用しない
現在日本のアメリカカンザイシロアリ駆除薬剤の主流である合成殺虫剤の類いは、たしかに駆除に強い威力を発揮しますが、人体や環境等への影響を考え、必ず数年で成分が分解されるように作られています。
例えば、近所一帯に被害が出ている → ある御宅が合成殺虫剤で駆除処理をする → 数年で薬剤の効果が消える。
これまでこのページを読まれた方なら、すでにお気づきかもしれませんが、被害エリア内で合成殺虫剤により駆除をし合っていても、効果の消える数年後にはまたアメリカカンザイシロアリが戻ってくることになります。
「密集した住宅地域」「主流の合剤殺虫剤による駆除」「数年で分解される効果成分」、これが駆除をしても駆除をしても、被害をうつしあい、アメリカカンザイシロアリによる被害エリアがどんどん拡がっている日本の現状なのです。
駆除・予防と対策、安心安全・長期間効果持続のホウ酸によるボロンdeガード®工法
ボロンdeガード®アメリカカンザイシロアリの駆除には安心安全・長期間効果持続のホウ酸を使用

ボロンdeガード®アメリカカンザイシロアリの駆除には安心安全・長期間効果持続のホウ酸を使用
もし、万が一お住まいにアメリカカンザイシロアリの被害が出てしまった場合は、対処としての完全な駆除までは数年の時間が必要となります。
アメリカカンザイシロアリは群飛の季節(夏を前後して)に動きが活発になりますので、駆除の作業は翌年の群飛の季節までの予後調査をセットとして、作業計画を立てる必要があります。
構造があらわになっている新築の建築中とは違い、すでに生活が始まっている住宅では、屋根裏、壁の内部、床下など物理的に処理がしづらい箇所が出てきます。
処理に要する時間は、駆除作業自体は限定された部分処理だけでしたら一日前後、家屋全体に被害の進行が見られた場合は大がかりな例で、壁や床を開けるなどの大工工事と並行で一週間から二週間かけて行うこともあります(大工工事も自社施工で行えるのが当社の強みです)。
糞粒を発見して被害箇所の限定ができたとしても、どこまで被害が進行しているかは外から見ただけではわかりません。
また、ホウ酸処理により活動範囲を著しく狭められた残党が、駆除作業の数日後に最後の力を振りしぼり糞粒を出すケースもあります。
しかし、一度ホウ酸で処理した木部であれば被害の再発はせず、恒久的に予防効果が続くので、予算に応じて今年は二階の和室の処理にとどめ、翌年、予算に余裕が出たら一階のリビングをリフォームも兼ねて大がかりに処理する等、「効果を貯めていく」ことができます(ホウ酸の詳しい作用はこちらで説明しています)。
とても経済的で、結果、他の住宅メンテナンスに費用をあてられます。
そして肝心な、人やペットに対する安全性は、ホウ酸処理は揮発成分がないので、お住まい中であれば生活をしながら、お店であれば営業をしながら、人には安全なまま駆除・予防処理を進めていくことができます。
最終的には、家屋内の木部全てへのホウ酸処理ができれば理想的です。
ボロンdeガード®は、アメリカカンザイシロアリの木部内での活動範囲を徐々に狭めて、最終的に消滅させ、同時に恒久的なバリヤーをお家に作る。
これが自然素材のホウ酸を使った効果であり、人の健康を脅かすことなく、お住まいを守り、被害地域を拡げず、環境も汚さない、本来の防腐防蟻(くさらせない、たべさせない)処理なのです。
これから新築を建てる方には。
新築時に最適なボロンdeガード®全構造材ホウ酸処理、そして、アメリカカンザイシロアリ保証特約で大切な建物を守ります。

ボロンdeガード®全構造材処理/ダスティング処理と保証特約による外来種アメリカカンザイシロアリへの対策はグッドデザイン賞を受賞しています。
ボロンdeガード®全構造材ホウ酸処理は新築時に通常では防蟻処理をしない建物の高所から屋根裏のてっぺんまで、1棟まるまるホウ酸処理を行います。
日本の現行の建築基準法では、新築時に地面から1mまでしか防蟻対策がなされません。これでは飛翔して家屋のどこにでも入り込むアメリカカンザイシロアリには全くの無防備です。
壁の中や構造材(柱や梁(はり)などの建物の重要な骨組み)は建物が完成すると大部分が隠れてしまいますので、大規模な解体工事などをしない限り後から処理をすることができません。
とくにアメリカカンザイシロアリは材木の内部を潜行して被害を広げるので、外からは見た目で判断がつきにくく、明らかに目で見て被害がわかるくらいに発覚した時には相当深部まで食害が進行しています。
新築の建設中全ての木部があらわになっている時に、建物全体に時間の経過で効果の減らないボロンdeガード®全構造材ホウ酸処理を施すのが最適な選択です。
そして、ホウ酸ダスティング®処理とアメリカカンザイシロアリ保証特約とあわせて、シロアリや不快害虫の心配にわずらわされることはもうありません。
動画で見る、アメリカカンザイシロアリへの対策/乾材シロアリ保証特約

日本初の乾材シロアリ保証特約。従来では対応しきれなかった外来種アメリカカンザイシロアリによる被害を、全構造材ホウ酸処理、ダスティング処理の予防処理と合わせ保証まで完備し、大切な住まいを名実とも一棟まるごと守ります。
詳しくは以下もご覧ください。
お問い合わせはこちらから。お電話口によるご相談も承っております。
すでにお住まいに被害が出ている、または疑わしい状況にある方。
調査・見積もりのご相談をいただく前にお伝えしたいこと。
被害と思われる発見時の状況をなるべくそのままにお願いいたします。家具の移動や掃除なども必要ありません。
これは糞粒の掃除や、お客さまご自身で殺虫剤で処理をしてしまうと、調査時に被害の特定がむずかしくなるためです。
また被害と思われる場所を、写真に納めるようにしてください。
ボロンdeガード®は健康被害など、人やペットなどへの影響がありません。駆除や予防作業中は避難等する必要がなく、普段通りの生活をおくることができます。またお店などされている方は営業をそのまま続けることができます。
お問い合わせはこちらから。お問い合わせフォーム、メールでの写真添付、お電話口によるご相談も承っております。
ボロンdeガード®の施工事例、動画、写真など
施工事例
「居住中でも避難する必要なく」、「お店なら、営業を続けながら」施工処理ができるのも、ホウ酸、ボロンdeガード®のメリットです。
江戸川区:アメリカカンザイシロアリ

確実な駆除の為に、天井を解体して根こそぎの処理となりました。アメリカカンザイシロアリの抜本的な対策には大工のアプローチも必要で、自社で復旧もします。
動画で知るアメリカカンザイシロアリ
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