世界のホウ酸処理事情。ホウ酸にできること。

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世界のホウ酸処理事情。ホウ酸にできること。

世界でのホウ酸処理の状況や、ホウ酸のメリットデメリットなど。
世界最大規模のカリフォルニア州にあるホウ酸塩の露天採掘鉱山(U.S.Borax社)

写真はカリフォルニア州にあるホウ酸塩の露天採掘鉱山(U.S.Borax社)。
大きさが3km四方を超える鉱山は世界最大規模のホウ酸塩の鉱床で、世界のホウ酸塩需要の半分近くを供給すると言われています。

人の暮らしや様々な製品にも必須の元素ホウ素。
ここではその「ホウ酸塩」を用いた住宅の防腐防蟻における、世界のホウ酸処理事情を見ていきます。

世界のホウ酸処理事情

世界諸国の標準はホウ酸処理

世界諸国では住宅の防腐防蟻にホウ酸処理の導入が進んでいます。

アメリカの例では、土壌処理には農薬系を使用しますが、木部処理には一般的にホウ酸が使われます。

合成殺虫剤を主にする農薬系を予防的に木部に使用することは許されておらず、また、ホウ酸が米国環境保護庁(U.S.EPA)に認可されている数少ない木材保存剤だからです。

世界諸国のホウ酸処理の導入状況
世界諸国の標準はホウ酸処理であり、日本はネオニコチノイド系の合成殺虫剤が主流。またアメリカの平均寿命は84年で、日本は30年。工法や環境が似ているのに、何が違うのでしょうか?
世界諸国のホウ酸処理の導入状況
世界諸国の防腐防蟻のホウ酸処理の導入状況。日本は2011年にJWPA認定木材保存剤として登録されました。ホウ酸処理のシェアはおよそ3%で推移しており、国内の防腐防蟻は9割が合成殺虫剤(そのうち8割がネオニコチノイド系薬剤)を使用しています。

<参考>滅失住宅築後年数について(荒川民雄のホウ酸談義)

特に甚大な被害を起こすイエシロアリが多い地域。ハワイの例。

特にハワイでは、イエシロアリの甚大な被害に対処するため、木造住宅の土台、梁、根太、床下地板、間柱、柱などすべての構造部材の防蟻処理が条例で義務づけられ、現在ではホウ酸塩(DOT※1)処理材が主流となっています。

※1DOT…八ホウ酸二ナトリウム四水和物(木材保存用の防腐防蟻に効果的なホウ酸ナトリウムの種類)
DOTは、日本工業規格JISK1571の試験方法に合格し公的に認定されている防蟻剤です。

ハワイ・アメリカでは木部処理には無色無臭のホウ酸が使われます
アメリカでは木部処理には無色無臭のホウ酸が使われます。農薬系を予防的に木部に使用することは許されていません。
日本では慣習的に新築時にオレンジに着色された合成殺虫剤・農薬を使う住宅
日本では慣習的に新築時にオレンジに着色された合成殺虫剤・農薬(殺虫剤+防腐剤の混合物)で処理されている。

木造住宅は、"木材"という自然の恵みを構造に利用して建てられる住宅

木材住宅のメリット・デメリット

木造住宅は、"木材"という自然の恵みを構造に利用して建てられる住宅です。

「木の家に住みたい」という憧れ、環境への負荷が少ないこと、また、低炭素社会をにらんだLCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)に有利になると言われています。
しかし、木造住宅には弱点もあります。腐れとシロアリです。これらをきちんと制御しないと、住宅の寿命が短くなってしまいます。

"木造住宅を長生きさせる"、これからはそんなことが求められるのでしょう。

セルロース(木材)の循環サイクルは自然の理
セルロース(木材)の循環サイクルは自然の理にかなっている
シロアリはどこにでも生息し、生態系や環境のサイクルを担う益虫
シロアリはどこにでも生息し、生態系や環境のサイクルを担う益虫でもある。

ホウ酸にできること

人の暮らしと住まいを守る木材保存剤「ホウ酸」

木材を腐れやシロアリ、カビ、キクイムシなどから守る薬剤を「木材保存剤」と呼びます。
ホウ酸も木材保存剤です。ホウ酸はこれまでの木材保存剤と比べて、シックハウス症候群や化学物質過敏症への心配がなく「安全」であり、「効果が長期間持続」するという特長があります。

ホウ酸は古来より防腐剤として身近な物に使われ続けている
ホウ酸は自然由来の保存剤。古来より食品・薬・木工品・玩具などの身近な物の防虫・防腐や植物の肥料に使われ続けています。
ホウ酸は天然の無機鉱物のため永続的に効果が持続
主成分のホウ酸は天然の無機鉱物が原料のため、成分の揮発がなく、永続的に効果が持続します。

ホウ酸処理のメリット

①.安全性

  • ホウ酸は非揮発性で空気を汚しません。無色無臭。お住まい中や、住宅まるごとの処理にも最適
  • 床下の空気を循環させる工法にも安心して使用することができます。
  • ホウ酸の安全性が高さは、施工者にも安全です。

②.持続性

  • ホウ酸は分解されないので、効果が減衰することがありません。つまり経済的。
  • 再処理ができない壁体内等の処理に最適。
  • 害虫の世代交代で、耐性をもたれることがありません。

③.機能性

  • ホウ酸は木材中のわずかな水分に溶け込み、内部に深く浸透していきます。
  • 燃焼に強く、金属への防錆効果もあり、建物への影響がありません。
  • シロアリ・キクイムシなどの食害昆虫の他、カビ・菌を抑える力があります。
母胎への影響がなく女性施工士ボレイトレディが活躍できるボロンdeガード®
母胎へも影響がなく健康被害がないため、女性施工士ボレイトレディが大勢活躍できるのも、安全性の証左です。
ホウ酸は屋内の空気を汚さない。化学物質過敏症やシックハウス症候群、アレルギーへの懸念がない
ホウ酸は揮発成分が全く含まれていないので空気を汚さずに、屋内はいつまでも安全にクリーンなまま。

ホウ酸処理のデメリット

一方、ホウ酸は水溶性であるため、一般的に、地面(土壌)につけたり雨曝しになる木材の保護には不適とはされていますが・・・

ホウ酸が優れた効果を発揮する条件は次の2つ

  • ①地面につけない
  • ②雨曝しにならない

適しているもの

  • 土台・柱などの構造材や家具など

適していないもの

  • 外構(杭、柵、塀など)

ボロンdeガード®ではホウ酸は弱点を逆手に活かす、屋外でも効果を発揮するボレイトスティック®ボレイトフィラー®を取り扱っています。
※河川や土壌等に成分が流出し、環境への影響が懸念される箇所には使用できません。
ホウ酸製品ラインナップ一覧

ホウ酸の弱点の雨に濡れることを逆手に活かしたボレイトスティック®
雨に濡れることを逆手に活かしたボレイトスティック®。木材内部の水分によりホウ酸の成分が拡散し効果を発揮します。
シロアリの侵入を防ぐ、全天候対応型のホウ酸入りパテボレイトフィラー®
わずかな隙間からのシロアリの侵入を防ぐ、全天候対応型のホウ酸入りパテボレイトフィラー®

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