【ボレイト養蜂部】ニホンミツバチとセイヨウミツバチ
ボレイト養蜂部で飼育しているミツバチは
セイヨウミツバチ(写真)ですが、日本には在来種の
ミツバチ、ニホンミツバチも生息しています。
今回はその違いについて解説します。
<ニホンミツバチ>
・日本在来種
・古くから日本で自然飼育されてきた
・採蜜量は少ない(年間2〜5kg程度)
・味は濃厚で香りが豊か
・性格はおとなしく攻撃性が低い
・分蜂しやすく逃去も多い
・自然に近い形の巣作りを好む
・スズメバチにも「蜂球(ほうきゅう)」で防御するなど強い
・比較的病気に強い
・寒さに強く、自然環境に適応
<セイヨウミツバチ>
・ヨーロッパ・アフリカ原産(外来種)
・明治時代以降に導入、近代養蜂で主流
・採蜜量は多い(年間20〜30kg以上も可能)
・味は 一般的にあっさりしている(単花蜜も多い)
・性格はやや攻撃的になることもある
・飼いやすく商業向き
・人工的な巣箱に適応しやすい
・防御力は弱め(スズメバチに弱い)
・特定の病気やダニに弱い
・寒冷地では管理が必要
<まとめ>
ニホンミツバチは自然派志向で、野生に近い生き方
を好み、少量でも高品質なハチミツが取れるのが魅力。
セイヨウミツバチは量産に適していて、
商業的な養蜂に向いています。