【ボレイト養蜂部】ミツバチ失踪の原因

「ミツバチの失踪」というテーマは、農薬の主成分

であるネオニコチノイドと絡めて語られることが

多いのですが、それ以外にも、ミツバチは

ちょっとした環境の変化によってもそれに類する

現象が起こるとされています。

蜂群崩壊症候群(CCD: Colony Collapse Disorder)

と呼ばれる現象の原因について調べてみました。

 

【農薬の影響】

・特にネオニコチノイド系農薬が、

ミツバチの神経系にダメージを与えることが

問題視されています。方向感覚を失い、

巣に戻れなくなるケースも。

【病気・寄生虫】

・ミツバチヘギイタダニ(Varroa destructor)

というダニが、蜂の体液を吸うことで弱らせたり、

ウイルスを媒介する。

・ノゼマ病(微胞子虫の感染症)も深刻。

【餌資源の減少】

・農地の単一作物化(モノカルチャー)で花粉や

蜜源が限られ、多様な栄養がとれなくなる。

・都市化や土地開発で野生の花も減少。

【環境変化や気候変動】

・異常気象や気温の変動で、開花時期がずれ、

蜂が活動できないことも。

【ストレスや輸送】

・商業的な養蜂で長距離移動を繰り返すことが

蜂に大きなストレスを与える。

失踪というのは、具体的には「巣箱にほとんどの

働き蜂が突然いなくなる」という現象です。

この問題は、ミツバチが果たす花粉媒介者としての

役割が非常に大きい(農作物の多くは蜂による受粉

で成り立つ)ため、農業・生態系・食料供給に深刻

な影響を及ぼしかねないと懸念されています。

写真は、天敵であるスズメバチの襲撃に遭った

ときのものですが、うちの庭の場合、スズメバチや

スムシなどの天敵にとって都合の良い環境になって

しまったようにも感じます。

場所を変えないと難しいのでしょうか?

 

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