アメリカカンザイシロアリが厄介な理由:前編
アメリカカンザイシロアリが「シロアリ界最強の侵略者」
などと呼ばれ、専門業者でも頭を抱えるほど厄介とされ
ているのには、日本の在来種とは全く異なる3つの凶悪な
特徴があるからです。
一言でいうと、「これまでのシロアリ対策が全く通用しな
い」点にあります。今回はその前編について解説します。

1. 「床下」ではなく「空」からやってくる
日本の代表的なシロアリ(ヤマトシロアリなど)は、
湿った土の中を好み、床下から這い上がってきます。
そのため、床下や地面に近い木部に薬剤をまくことで
侵入を防げました。
しかし、アメリカカンザイシロアリは羽アリが空を
飛んで直接2階の軒下や窓枠、屋根裏から入ってきます。
・床下バリアが無意味:家のどこからでも侵入するため、
従来の「床下だけの防蟻処理」は一切役に立ちません。
・水がいらない:名前の通り「乾材(乾燥した木材)」
を好むため、結露や雨漏りがなくても、カラカラに
乾いた柱や輸入家具をそのまま食べて増殖できます。
地面からではなく空から、また、湿った木材ではなく
乾いた木材を好むという点が対策を難しくさせている
のです。