【ボレイト養蜂部】昆虫の祖先
今回は、昆虫の祖先について調べてみました。
私たち人類よりもとても長い歴史があり、
大先輩だということがわかります。

【昆虫の祖先はどんな生き物?】
昆虫は節足動物(Arthropoda)に属し、
その中でも六脚亜門(Hexapoda)の代表です。
昆虫の祖先は、次のような特徴をもった
原始的な節足動物だったと考えられています。
1. 節足動物の共通祖先
昆虫の祖先をさらにさかのぼると、
→ 古生代カンブリア紀(約5億年前)にいた海生の
節足動物が起源とされています。
代表例:アノマロカリス(イラスト)などの初期節足動物
四肢が多数あった原始的な多足類に近いもの
2. 昆虫そのものの祖先(六脚類の起源)
昆虫に最も近い現生グループは:
● トビムシ(Collembola)などの内顎類(Entognatha)
昆虫は、この内顎類と共通の陸生祖先から枝分かれしたとされます。
3. 陸上進出の時期
昆虫の祖先が陸上に現れたのは:
約4億800万年前(オルドビス紀末〜デボン紀初期)
陸上植物の発展に伴い、湿った環境で生活する小型の
節足動物が陸上へ適応していったと考えられています。
4. 最初期の昆虫らしい化石
最古の昆虫化石として知られるものは:
Rhyniella praecursor(ライニエラ):デボン紀(約4億年前)
これにより、昆虫は地球上で最古の陸上動物グループの
1つであることが分かっています。