【ボレイト養蜂部】ネオニコの問題の続き
ネオニコチノイド(以下、ネオニコと呼ぶ)は、
水溶性が高いため、脂肪に蓄積しにくく、
一般的には尿とともに排出されやすいと考えられています。
しかし、慢性的に摂取した場合、
体内に残留する可能性が指摘されています。
血液中や尿中で検出されることがあり、
とくに長期間にわたり摂取すると、
体内に一定量が残る可能性があります。
◆日本人のネオニコ蓄積量(測定結果)
日本では食品やお茶からのネオニコ摂取が多く、
尿検査で高い検出率が報告されています。
<一般市民の尿検査結果>
日本の研究によると、
一般市民の尿からネオニコが検出される率は80%以上で、
他国(EUやアメリカ)に比べて、
日本人の尿中ネオニコ濃度は数倍~10倍高いとされています。
とくに、子どもの方が成人よりも
高い濃度が検出される傾向があるといいます。
日本の農産物(米、野菜、果物、お茶)には、
EUの基準値よりも高いネオニコが残留していることがあり、
2020年の調査では、緑茶から検出されるネオニコ濃度が
とくに高いことが報告されています。
日本人は、お茶をよく飲むため、
EUに比べてネオニコ摂取量が高いと推測されています。