【ボレイト養蜂部】ミツバチとネオニコ
ネオニコチノイド(ネオニコ)は、
昆虫に対する強い神経毒性を持つ殺虫剤の一種で、
農業や園芸で広く使用されています。
しかし、その使用には以下のような問題点が指摘されています。
ネオニコの問題について取り上げられた番組↓
<ミツバチや他の昆虫、人の神経系への影響>
ネオニコチノイドは、ミツバチなどの花粉媒介昆虫に
悪影響を与えることが分かっています。
ミツバチの記憶や学習能力を低下させ、巣に戻れなくなったり、
女王バチの産卵率低下やコロニー崩壊(CCD:蜂群崩壊症候群)
の要因の一つと考えられています。
また、一部の研究では、ネオニコチノイドが人の神経発達に悪影響
を及ぼす可能性も示唆されており、特に胎児や子どもへの影響
(発達障害や神経毒性のリスク)が懸念されています。
<世界的な規制の動き>
EUでは、2018年に主要な3種類のネオニコチノイド(イミダクロプ
リド、クロチアニジン、チアメトキサム)の屋外使用を禁止。
日本では、未だ規制が緩やかであり、多くの農薬に含まれています。
そして、日本では防蟻剤としても広く使用されており、
住まい手の健康面への影響が懸念されています。
使用を規制している欧米では、防蟻剤としてホウ酸が使用されています。
日本でもホウ酸への移行が進んでいくことが望まれます。