【ボレイト養蜂部】ミツバチの出現
シロアリはとても古い歴史をもった昆虫であることが
わかりましたが、ではミツバチはいつ頃地球上に現れたのでしょうか?
ミツバチ(狭義の Apis 属)が「地球上に現れた」のは 、
約 3,000万〜4,000万年前 と考えられています。
ただし、「ミツバチの祖先(ハチ類)」まで含めるともっと古くなります。
下記に進化の流れを整理します。

【 ハチ類の起源】
ハチ全体(有剣類)の起源は 約 1億年前(白亜紀) と推定されています。
最古級のハチの化石は約1億年〜1億1,000万年前のもの。
【花を訪れる“花蜂(ハナバチ類)”の出現】
花粉や蜜を採集して生活するハナバチ類は、
約 8,000万〜1億年前 に登場したとされます。
被子植物(花のある植物)の爆発的な多様化と同時期で、
共進化が起こりました。
【現代の「ミツバチ」の祖先が分化】
社会性が高く、巣を作り、蜂蜜を蓄える Apis(ミツバチ属) は、
約 3,000万〜4,000万年前(第三紀・漸新世)に出現。
シロアリに比べれば歴史は浅いですが、
ミツバチでも人類よりもはるかに長い歴史があります。
昆虫をはじめとした他の生物の進化の土台の上に、
我々人類が生かされていることが伺えますね。