【ボレイト養蜂部】ミツバチの秋
ミツバチは春から夏にかけて活動しているイメージが大きいですが、
花が少なくなる秋はどのようにすごしているのでしょうか?
ちょっと調べてみました。
1. 蜜と花粉を集めて“冬支度”
秋には花の種類が少なくなりますが、セイタカアワダチソウや
コスモスなどから蜜を集めます。
目的は、冬のあいだ巣の中で食べるための蓄えを作ること。
巣の中には「蜂蜜」として保存されます。
2. 働きバチの寿命が伸びる
夏の働きバチの寿命はたった1か月ほど。
でも秋に生まれた働きバチ(“越冬蜂”)は、
なんと数か月生きて冬を越すんです!
この越冬蜂たちが、冬の間に女王バチと仲間を守ります。
3. 雄バチ(オス)は追い出される
雄バチは女王バチと交尾する役目だけ。
秋にはもうその役目を終えたため、巣から追い出され、
餓死することが多いです。
巣の中の食料を守るための自然の厳しい選択です。
4. 外での活動は徐々に停止
気温が10℃以下になると、ミツバチはもう外に出ません。
それ以下になると、巣の中でじっとして体力温存。
冬の間は、「蜂球(ほうきゅう)」といって、
働きバチたちが体を寄せ合って女王バチを中心に
熱を生み出しながら過ごします。