【ボレイト養蜂部】変態と無変態
ミツバチやシロアリは昆虫の仲間ですが、
同じ昆虫といってもいくつかの違いがあります。
その一つに「変態」か「無変態」かという違いがあります。
それぞれの代表的な昆虫は下記のとおりです。
因みにミツバチは完全変態、シロアリは 不完全変態 の
昆虫となりますが、どちらも社会的昆虫ということで、
幼虫から成虫になる過程で、女王・王、働きバチ(アリ)
等に分かれるのが特徴です。

<完全変態(かんぜんへんたい)>
・幼虫 → 蛹(さなぎ)→ 成虫 という段階を経る変態。
・幼虫と成虫では形や生活様式がまったく異なる。
・代表的な昆虫:チョウ、カブトムシ、ハチ、ハエ、カ(蚊)
<不完全変態(ふかんぜんへんたい)>
・蛹の段階がなく、幼虫の形が成虫と似ていて、脱皮を繰り返して成虫になる。
・幼虫は「若虫(にんむし)」とも呼ばれる。
・代表的な昆虫:バッタ、セミ、トンボ、ゴキブリ、カマキリ
<無変態(むへんたい)>
・幼虫のときから成虫とほとんど同じ姿で、脱皮を繰り返して成長する。
・翅(はね)がなく、一生を通してあまり姿が変わらない。
・代表的な昆虫:トビムシ、シミ(紙魚)