【ボレイト養蜂部】ミツバチは暑さに弱い⁉
まだ梅雨明け前だというのに
真夏のような暑さが続いていますね。
ミツバチも決して暑さに強い生き物ではないようです。
ミツバチと暑さについて調べてみました。
ミツバチと暑さの関係
<巣の最適温度は約35℃前後>
ミツバチは、巣内(特に育児エリア)の温度を約35℃に保つ必要があります。
これより高くなると、以下のような問題が起きます。
・幼虫やサナギが死ぬ
・女王蜂の産卵が止まる
・巣が溶けて崩れる(巣板が落ちる)
<暑さ対策をするミツバチたち>
ミツバチは以下のような行動で巣を冷やします。
・水を運んで蒸発冷却する
・羽ばたいて送風する(巣門でファンのように羽を動かす)
・巣の外に出て「ビアーディング(bearding)」と呼ばれる行動をとる
< 高温によるリスク>
・外気温が35℃を超える日が続くと、冷却が追いつかず熱ストレスが発生
・水が不足すると冷却もできず、群れ全体に被害が出る可能性あり
・都市部ではコンクリートや金属反射の影響で巣箱が過熱しやすい
<対策としてできること(養蜂の場合)>
・巣箱に日陰をつくる
・巣箱を断熱する(遮熱シートや発泡材)
・十分な水場を確保する
・巣箱を風通しの良い場所に設置する
うちの庭は幸い広葉樹の日陰があるので、
直射日光で暑くなる心配はありませんが、
猛暑日が続くと心配ですね。
温暖化の影響でミツバチを育てるのもますます大変になりそうです。