世界初の「木造人工衛星」開発中

木造人工衛星の完成イメージ / Credit: 住友林業 – 世界初、10か月間の木材宇宙曝露実験を完了(2023), 京都大学大学院 – SIC有人宇宙学研究センター/LignoSat Project (木造人工衛星開発)

木造人工衛星の完成イメージ / Credit: 住友林業 – 世界初、10か月間の木材宇宙曝露実験を完了(2023), 京都大学大学院 – SIC有人宇宙学研究センター/LignoSat Project (木造人工衛星開発)

広報部、杉山です。
先日、京都大学と住友林業株式会社の研究チームが、2022年3月より行われていた「国際宇宙ステーション(ISS)での10カ月におよぶ木材の宇宙曝露実験」が完了したと報告したそうです。
結果は、三種のサンプルすべてにほとんど劣化がみられなかったということで、人工衛星の素材として木材が大いに有望であることが示されたとのこと。
木材を人工衛星の素材に使用するメリットは、大気圏に突入して廃棄される際、余計な金属ゴミが出ない点や、電磁波を通すのでアンテナなどを安全な機体の中に入れておける等々様々。
最近では、高層ビルの素材として利用されるなど、木材の可能性が注目を集めています。
水分のない宇宙では木が腐る心配もなく、ホウ酸の出番もありませんが、今後様々な分野で劣化対策としてホウ酸が使われるかも?
詳しくは↓こちらの記事をご参照ください。

●世界初の「木造人工衛星」の打ち上げに向けて!木材宇宙曝露実験を完了 

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