【ボレイト養蜂部】いよいよ採蜜!

日本ボレイト養蜂部、本日はいよいよ採蜜の作業をおこないました。4つの巣箱から蜜蓋ができている巣枠を2枚ずつ取り出し、計8枚の巣枠から蜂蜜を採取しました。 思ったよりも蜜蜂の数、蜂蜜の量ともに増えていなくて、採り過ぎてしまわないように半分にしておきました。次に、取り出した巣枠の蜜蓋を蜜刀で切り、遠心分離器にセットします。2枚同時にセットでき、ハンドルを最初はゆっくり、だんだん速く回し、最後はゆっくりと止めます。これを裏表両面でおこないます。 空になった巣枠はもう一度巣箱に戻し、また蜜を集めてもらったり、子育て用に使ってもらいます。あと、はじめてみてわかったことですが、1群1箱よりも継箱を利用して1群2箱のほうが、効率的に採蜜できそうだと感じました。女王蜂を見つけられない私にはそのほうが楽だし、何より継箱を使ったほうが群れの勢いが強くなる感じがします。今後、箱を増やすことがあれば、群れを増やすのではなく、継箱を増やすようにしたいと思います。 最後は、遠心分離器の口を開けて、漉し布を通して容器に落とします。口を開けるときは感動の瞬間でした。最初は勢いよく出し過ぎて容器の横から溢れてしまいました。早朝採取の蜂蜜は糖度が高く粘性があるので、漉し布をなかなか通らないのです。なので、口を絞り流量を細くして落とさなければなりません。 結局、容器に入れ終えるのは夜になってしまいそうです。8リットル入の容器の2/3強くらい、6リットルくらいになりそうです。 比重がわかりませんがプロの養蜂家は1枚から1キロ採るそうなので、まだまだそれには及びませんが、とにかく怪我もなく、無事に採蜜できたことが嬉しいです。また、10日〜2週間後くらいに第2回目の採蜜をおこなう予定です。

【ボレイト養蜂部】苦闘!4回目の作業

日本ボレイト養蜂部、本日は4回目の作業をおこないました。まずはあとから設置した4つの巣箱の内検をおこないました。最初に設置した巣箱が6枚群だったのに対して、この4つは4枚の群れだったので、先週入れた3枚の巣枠への巣の造営は思ったよりも進んでいなくて、まだまだ蜂の数は少ない感じでした。一応半盛り巣枠を2枚追加してこれで9枚の巣枠がセットされた状態となります。 どんどん増えてもらい、早く巣枠が蜂でいっぱいの状態になればと思います。同じ作業をあと3つおこない、次に最初に設置した巣箱の内検をおこないました。この巣箱は過去2回の内検で女王蜂が確認できておらず、蜂の数が激減していたらどうしようかと蓋を開けるのがドキドキしました。蓋を開けた時点では十分な蜂の数がいたので一安心でしたが、今度こそ女王蜂を見つけようと、中の巣枠全てを何度も丹念に確認しました。そうしたら、ようやく見つけることができました。 見つけたときにはすでに握力がなくなってしまいました。これで遅れ馳せながら全ての巣箱に女王蜂がいることが確認できました。本当に良かったです。内検では女王蜂の存在確認とともに、卵や幼虫の育成状況の確認、そして無駄巣と王台の除去が主な仕事です。女王蜂を見つけるのがどうも苦手な私ですが、もっと苦手なのが王台の除去です。王台は女王蜂を育てるための巣で、働き蜂の巣と違いピーナッツの殻のように飛び出した巣のことです。ここから新女王が生まれ分蜂されるのを防ぐために王台は除去しなければならないのです。王台を潰すと中からローヤルゼリーと幼虫が出てきます。これを除去、つまり始末するわけです。結構たくさんあって、どちらも貴重なものなので取っておきたいくらいですが、そんな余裕はありません。除去していると働き蜂たちが怒り出すからです。怒ると翅の音が変わるのでわかります。顔の周りを飛びはじめ、手にも止まるようになります。怒っているぞというアピールです。内検に手間取っていると燻煙器の煙がいつの間にかなくなってしまっていて、静まるのを祈るしかありません。早く手際良く内検できるようになりたいものです。というわけで、最初に設置した巣箱は十分に蜂の数が増えていたので、真ん中に隔王板(女王蜂が通過できない格子)を入れて蓋を閉じました。この巣箱は、もしかしたら一週間から10日後くらいには採蜜できるようになるかもしれません。楽しみです。

【ボレイト養蜂部】幼虫はおいしくありませんでした

本日3回目の作業をおこないました。今日のミッションは先週設置した4つの巣箱の初めての内検と、最初に設置した巣箱の2回目の内検です。現場に着いたら先週設置した2つの巣箱の片方が倒れてしまっていました。蓋が取れていないのが不幸中の幸いでした。倒れていたせいか、巣があまり作られていなくて、おかげで女王蜂さまを見つけることができました。翅が小さくて、お腹が長いのが女王蜂です。半盛巣枠1枚と巣礎枠2枚、そして空いたスペースに無駄巣を作らせないための分割板を入れ、蓋にも無駄巣を作られないように布を被せて蓋を閉めて最初の内検は終了です。巣枠を一枚一枚調べるのも思っていたよりも重労働で、徒歩での移動もあるため5つの箱全て終わるとヘトヘトになります。でも、一生懸命蜜や花粉を集めてくる働き蜂を見ていると、自然の営みを身近に感じ、蜂たちがとても可愛く思えてきます。王台を除去すると、ローヤルゼリーと幼虫が出てきます。試しに舐めてみたら酸っぱくて甘くありませんでした。せっかくなので幼虫も食べてみましたが、プリッとした食感はありましたがあまり味はしませんでした。因みに、一匹の働き蜂が生涯で集める蜂蜜の量はたった小さじ1杯ほどだそうです。そう思うとトーストにガバッとかけられなくなりますね。

【ボレイト養蜂部】2回目の作業

本日2回目の作業をおこないました。今回のミッションは、一週間前に設置した巣箱の初めての内検と残り4箱の設置および巣門の開放です。必要な道具は4点。燻煙器とハイブツール、ブラシ、面布です。最初の内検なので、巣箱の蓋を開けるのは緊張しました。蓋は蜜蜂たちが蝋で固めてしまうのでハイブツールでこじ開けます。蜂を落ち着かせるため燻煙器で煙をかけながら蓋を開けますが、拍子抜けするほどおとなしくてびっくりしました。丹念に探しましたが、ついに女王蜂さまを見つけることができませんでした。新しい巣枠を2枚入れ、ブラシで蜂を払いながら慎重に蓋を閉めて内検を終了しました。ただ、運んでいる間に雨が降り出し、行ったり来たりするのが面倒だったので設置してすぐに巣門を開放したら蜜蜂たちが興奮していて飛び出してきて、鼻を刺されてしまいました。本来は先週やったように設置して1時間くらい落ち着かせてから巣門を開放すべきで、手を抜くとやっぱりダメですね。最初に設置した巣箱はすでに蜂蜜が溜まっていて、内検の最中に垂れてしまった蜂蜜を舐めてみました。とても甘くて美味しかったです。