【ボレイト養蜂部】スムシっ子カード
前回の記事でスムシ被害について報告しましたが、
養蜂家の間でよく使われているスムシ対策をご紹介します。
![](https://borate.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/IMG_20220803_094539.jpg)
その名も「スムシっ子カード」というものです。
このカードのようなものを養蜂箱の底に置いておくだけです。
![](https://borate.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/IMG_20220803_094431.jpg)
このカードには、スムシの好物である蜜蝋と誘引剤が塗られており、
BT剤と呼ばれる生物系農薬が添加されています。
スムシ(ハチノスツヅリガの幼虫)がBT剤を摂取すると、
腸内で毒素が生成されて死に至るしくみになっています。
![](https://borate.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/IMG_20220803_094439-1.jpg)
BT剤は合成殺虫剤ではないので環境に悪影響は及びません。
また、誘引剤もミツバチや人間が口にしても害のないものなので安心です。
ただ、効果があるのは孵化直後のスムシで、
2~3齢(大きさが3mm以上)のスムシはBT剤を忌避するようになり、
効果が小さくなってしまうそうです。
スムシが蔓延る前に設置するのが重要なようです。
早速、残された3つの巣箱にスムシっ子カードを置いておきました。
ミツバチが生き残ることを祈ります。
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日本ボレイト株式会社